重要なのは形式ではなく内容

政府はPPN 006とあわせて炭素削減計画のテンプレートを公表しており、そのファイルにそのまま記入しなければならないと考える方が多くいます。そうではありません。技術基準は、計画に何を含めるべきか、数値をどう算定するかを定めています。評価者はその点について計画を読みます。どのソフトで作成したかは確認しません。

政府のファイルがお使いのパソコンで開きにくい場合や、単にWordの方が使いやすい場合は、Wordを使ってください。当社の無料の炭素削減計画テンプレートは政府の構成と文言に沿ったWord文書で、各セクションに注記が付いています。

形式を問わず含めるべき事項

政府テンプレートの6つのセクションを同じ順序で残してください。評価者はその順序を前提としており、想定した場所に情報があれば採点が早く進みます:

  1. 遅くとも2050年までのネットゼロ達成の約束。
  2. 基準年の排出量:自社で選び、理由を説明した年のもの。
  3. 直近の通年についての現在の排出量の報告。
  4. 排出量の削減目標。
  5. 実施済み・予定の炭素削減プロジェクト。
  6. 宣言と承認。取締役会またはそれに相当する機関が承認し、取締役が日付を添えて署名します。

排出量の表には、スコープ1、スコープ2、スコープ3のカテゴリ4、5、6、7、9の行が必要で、それぞれ英国政府の換算係数で算定したCO2eトンで示します。該当しないカテゴリがある場合は、行を削除せず、ゼロと表示して理由を記載してください。

Wordで作成する計画のヒント

  • 排出量の数値には本物の表を使う:タブやスペースで揃えないでください。表であればPDFに変換しても崩れず、スマートフォンでも読みやすくなります。
  • Wordの見出しスタイルを使う:6つのセクション見出しに適用すると、PDFに正しい見出しが付き、読み手がセクション間を移動できます。
  • 推測の必要がないよう、表の見出しに報告期間を記載します。例:「基準年:2024年4月~2025年3月」。
  • 各表の下の注記に、使用した係数の年度を記載します。
  • 宣言には取締役の氏名、役職、承認日を記載します。炭素削減計画の承認者は誰かをご覧ください。
  • 変更履歴をオフにし、コメントを削除する:最終版を保存する前に行います。

公開方法:WordかPDFか?

計画は自社のウェブサイトで公表する必要があります。Wordファイルへのリンクでもかまいませんが、ほとんどの企業はPDFで公表しています。どの端末でも同じように表示され、追加のソフトなしでブラウザで開け、誤って変更される心配もないためです。毎年、会計年度末から6か月以内に更新するので、Wordファイルは作業用として保管しておいてください。

どの形式で公開する場合も、入札で記載したアドレスが翌年も有効であるよう、リンクを変えないでください。掲載場所とページに載せる内容は、計画の公開方法に関する記事で解説しています。

発注者が違っても、回答は同じ

NHSは、PPN 006の基準に従って作成された有効な計画であれば受け付けます。PPN 006形式の計画を求める地方自治体や大企業も、同じ内容を重視します。入札でポータルへの計画のアップロードを求められた場合は、受け付けるファイル形式を確認してください。通常はPDFが無難です。

形式は簡単な部分

テンプレートを適切なソフトで開くのは数分で済みます。本当の作業は中身の数値です。1年分の請求書、燃料、出張、通勤、廃棄物、配送の記録をCO2eに換算します。当社の記事コンサルタントなしで炭素削減計画を作成する方法で手順を説明しており、PPN 006完全ガイドでは評価者が確認する点を解説しています。

Carbon Recyclingができること

テンプレートへの記入自体を避けたい場合は、Carbon Recyclingが請求書や記録から、各年に正しい係数を適用して政府の形式で計画を作成します。取締役の承認が記録されるまで下書きのままとなり、完成した計画はPDFで保存して公開できます。